akiraの個人ブログ

akiの個人ブログです。読んだ本の感想、めんたねでやってる心理学、カウンセリング、催眠の事とか、他にも旅行、外食、買ってよかったもの、ラノベ、アニメなど興味のあるものを書き連ねていきます。

劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」Ⅱ.lost butterfly をみてきた。


第二章をみてきた。当然第一章もみていて、おもしろくなるところで切られていたからこれから先が気になって仕方ない。

全ルートのなかで一番長い桜ルートをここまでしっかりまとめて映画単体でもおもしろくみられるようにしたのはすごい。

話の筋としてはセイバーが竜動寺でセイバーオルタに反転してしまうところから始まり、桜と士郎が通じ合って両想いになった後、桜が黒い聖杯として覚醒してしまうところまでを描いている。

一応10年前にフェイとステイナイト自体は全部プレイしているので話の筋は理解していたのだがそれでも桜ルートの陰惨さが本格的になってくるので見ていてすごくつらい。本当につらい。

作画制度も相変わらず異常だ。ufoは本当に妥協がない。
冒頭がぼた雪の降る龍同寺のシーンから始まるのだが、雪の降る描写からしてすごい。写実的でただ雪が降っているという記号的な書き方ではないのだ。

圧巻だったのはバーサーカーとセイバーオルタの戦闘シーンだ。

セイバーオルタってこんなに強かったのかと
FGOではただのジャンクフード食べまくるちょろイン扱いだったからすっかり忘れていたけども。
魔力が無尽蔵に供給できる状態で全力を出すと本当にえげつない攻撃力だ。
バーサーカー(ヘラクレス)もいくら殺しても生き返るし。

ついついFGO基準で考えているところにステイナイト基準に引き戻されていく。
ちゃんとみんながクラス名でサーヴァントを読んでいるのも懐かしかった。
アルトリアはセイバーだし、メドゥーサはライダーだし、エミヤがアーチャーだし。

桜ルートをゲームでやるときには18禁のPC版でやることをすすめていて、エロ描写がどうというよりも、桜ルートの陰惨さ残酷さが全年齢版ではそがれてしまうからで、話が後半に入る第二章でそのあたりの描写をどうするか気になっていたんだけど見事にそのあたりも描写されていたと思う。

桜が士郎に自分は処女ではないと告げるところとか
魔力供給のために性行為をするところとかも、最初は桜が性行為に誘おうとして躊躇して血を吸わせてくれといったあとに
しっかりぼかしながら性行為の描写をいれたり
そのまえに虫のせいで桜の性欲が上がって士郎を思って自分で慰めている描写もきっちり描かれていた。
なかなか性描写って規制的な意味もあるが直接的にやると妙にしらけたり扱いが難しいと思うのだけど、こんかいは上手にぼかしながらもいい感じでえがけていたと思う。

映画終盤で桜が聖杯の意思が)実は魔力供給のために街の人を襲って殺していたことが判明する場面も素晴らしかった。
原作ゲームだと桜の一人称で地の文が狂い始めるのだけど、映画では桜が夢の中でお姫様みたいになってメルヘンな世界を闊歩する。そのなかで桜が飴玉を口に入れようとしたところで、ギルガメッシュによって現実に
意識が引き戻されて実は死体の指をくわえようとしていたところとか作画の精度も相まって落差が最高だった。見ていてつらかったけど

最後は桜が自分の意思で間桐の家に戻って始末をつけようとするのだけど、慎二に襲われそうになって、慎二に何度もレイプされていたという描写もしっかり絵が描かれていた。がそこで完全に覚醒してしまう。
桜の意識が完全に聖杯に飲み込まれてしまうところで話が終わる。次回は2020年春公開だという。なんという生殺しか。この状態で1年以上も待たされるのはつらい。だがみたい。大満足の映画だった。
待ちきれなくて家に帰ってからスマホ版の桜ルートをインストールしてはじめてしまった。

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