akiraの個人ブログ

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コードギアス 復活のルルーシュを見てきた。


ネタバレありきで書いてしまうが、C.Cがかわいかった。本当にC.Cがかわいかった。C.Cおめでとう!って作品だった。

冒頭から驚いた。ルルーシュが生存していたことではない。ルルーシュは蘇生が中途半端に終わって幼児退行してるのだけど、一人では日常生活もままならないルルーシュをC.Cが母親みたいに世話してるところ。ルルーシュのために手の込んだ料理を作り、おびえて暴れるルルーシュをなだめたり、ルルーシュが散らかしたものを片づけたり、立場が完全に逆転している。長年生きてマオの子育てもしていたから、家事を「やればできる」というのはその通りとおもったけど、なかなか新鮮だった。

ルルーシュというキャラクターに区切りをつける作品という監督のインタビューにあったがその通りの作品だったのではないか。敵と対決するにしても、困難を乗り越えるにしても前作を超える敵も困難ももう出すのは難しいだろう。しっかりと前作のつながりも見せつつ、ランスロットや紅蓮の見せ場も示しつつで、いい感じのお祭り作品になっていたように思える。

話はナナリーとゼロ(スザク)がジルクスタンという中東の国にさらわれることから始まる。C.Cはルルーシュを復活させるためにCの世界に行くためのゲートを探していて、偶然ジルクスタンにいた。そこでナナリー救出の特殊任務に来ていたカレンや小夜子たちに再会する。黒の騎士団は秘密裏に救出の特殊チームを派遣していた。でいろいろと策をめぐらせて、Cの世界の門にたどり着いてルルーシュは復活するという感じで前半が終わる。後半はナナリー救出な。

今回の敵のギアスは死ぬことで6時間前の自分に意識を飛ばすギアスで一種の時間遡行のギアスだった。ジルクスタンが幾度も戦争に勝ってきた理由がわかる。これはチートすぎ。超能力ものでいろいろと能力があるが、ついに時間系のものが出たかという感じだった。(この後に見た亡国のアキトでも似たようなギアスがあったのだが)この能力のせいでルルーシュの策略は成功しても時間が巻き戻されて、事前に先手を打たれてしまうのでさすがのルルーシュも困惑してしまう。そこでC.Cが困惑したルルーシュに銃を向けて発破をかけるのだがこれがまたかわいい。C.Cが見せていた余裕や皮肉もなく想いをぶつけているところがよい。

ラストに皆の下を去って難民に合流しようとするC.Cをルルーシュが引き留めて「L.Lとでも名乗るか」と言ったあとのC.Cの表情がほんと最高だった。あれだけまた見たい。あと余談だけどナイトメアに乗るときのC.Cのハイレグみたいな服が凄かったです。

しかし、ENDとラストであったが、これでコードギアスシリーズが終わるというよりはルルーシュの物語が終わったという解釈が正しいのかもな。
これでC.Cとルルーシュ(L.L)は不老不死になったわけだからいつの時代も登場することができるし。ラストシーンの屍の山を前にしたルルーシュとC.Cは何を意味しているのか。ずいぶん先にはなると思うがギアスシリーズの今後が楽しみにはなる。