豆花(ドウファ)と芋圓(ウエン)というのは台湾の代表的なスイーツだ。
最近では東京でも食べられるお店が増えてきたので知っている人も多いと思う。簡単に言えば豆花は豆腐のスイーツで芋圓は芋の団子だ。
豆花はゼラチンで手軽に作ることができるのだが、ゼラチンで作った場合、暖かい方の豆花にすることができない。溶けてしまうから。調べたら本場では石膏(硫酸カルシウム)を使って固めるとあったので、実際にやってみた。
材料
成分無調整豆乳1000ml(調整は使わないように固まらない)
石膏(硫酸カルシウム)3g
地瓜粉20g(さつまいも粉と表記があるがタピオカ粉のこと)
材料はアマゾンとか楽天とかで買えます。あとはアジア物産店とかでも買えます。
1.地瓜粉と石膏をボウルに入れて水を適量加えて混ぜておく
2.豆乳を80℃になるまで火にかける。沸騰しないように注意。温度計があるのが望ましい。目を離さずに木べらでつねに混ぜていた。
3.豆乳が80℃になったら地瓜粉と石膏を混ぜておいたボウルに豆乳をそのまま注ぎ込む。こぼさないように注意しつつも勢いよく入れるのがポイント。よく混ざるようにするため。豆乳を入れたらあまり触らないようにする。その後すぐに固まり始めるので。
4.泡がでるのでスプーンで救ってとっておく。泡があるままだと口当たりがよくないため。
5.あら熱が取れるまで放置し、その後冷蔵庫へ。
するといい感じに固まっている。おぼろ豆腐みたいなものである。
さて、豆花はこれで完成したのだが、今回はトッピングに芋圓を追加するのでそれも同時並行で作っていたのだった。ここから先は芋圓の作り方を紹介する。
材料
サツマイモ 400g(大きめの1本)
地瓜粉(タピオカ粉)200g(芋の1/2~1/3くらいぶっちゃけ目分量でも大丈夫)
1.サツマイモの皮をむき、切って水をかけてレンジでチンをする。要は芋を柔らかくしたいだけなので茹でてもいいし、ふかしてもいいです。
2.潰す。マッシュする奴があればいいけどそんなのはないのでフォークでやりました。
本当なら裏越しでもしたら滑らかになるようですがめんどくさいのでやらない。
3.地瓜粉(タピオカ粉)を加えて、潰しながらこねていく。まとまりが悪いのであれば多少水を加えて調整していく。下の写真くらいにまとまればよし。
4.整形する。棒みたいに伸ばして包丁で切ってもいいし、丸くしてもいいしその辺はお好みで。
5.沸騰したお湯で茹でる。数分で浮かんでくるので浮かんだら冷水で締める。
出来上がりはこんな感じ。雑に作ったが結構美味しかった。
あとは緑豆のあんこ(緑豆を一晩水につけて圧力鍋で煮込んで適量蜂蜜とか砂糖ぶっこむだけ緑豆はアジア物産店で買えば良い)とかも別で作っていたし、ピーナッツの甘露煮の缶詰もあったのでそういうのを乗っけて、シロップをかける。
シロップは砂糖を適量溶かして鍋で煮立たせればよい。砂糖以外にも蜂蜜、黒砂糖などでも可能。今回は黒砂糖でやった。だいたい2カップで砂糖100〜120gくらいだった気がする。豆花や具の甘さがあるからバランス見て味をつけてください。暖かいまま食べたかったら煮立った直後にかけるのがベスト。
完成品はこちら。本場の味がして実に美味しかった。実はめんたねサロンで10人前作って出したのだが大好評だったのが結構満足。一度作ってみると簡単なのでやってみると良いよ。