大杉です。
5月にゴー宣道場という集まりに参加したのだが
そこで井上達夫東京大学大学院教授がコスタリカ憲法の日本語訳の話をしていた。
井上氏によるとこのコスタリカ憲法の全訳は憲法集の書籍には入って無くて
『姫路法学』という大学の紀要でしか読めないとのこと。
んで、ちょっと気になって読もうと思ったのだが
当然地元の図書館には無い。
母校の図書館も探してみたが掲載されている号は無かった。
となると国立国会図書館しかないなぁと思ったのだが
国会図書館には苦い思い出しか無い。
僕は大学院で研究をしていて、国会図書館にしか無い資料をとるために通っていた時期がある。
だが、この国会図書館は使い勝手が本当によろしくない。
全国から人が集まってきて混んでいるから仕方ないというのもあるんだが
普通の図書館みたいに本棚から自分で本をとってみると言うことが出来ない。
コンピューターで検索をかけて受付で申し込む必要がある。
まずこの受付が結構並ぶ。
受付が終わったら呼び出されるのだがこれも結構待たされる。
さらにコピーと取ろうと思ってもセルフでコピーは出来なくて
職員にコピーして貰う必要がある。これも申し込む必要があって
これもまた並ぶ。待たされる。
みたいな感じで偉い時間がかかった記憶がある。
どうしようかなと思っていたところ
遠隔複写サービスというサービスがあること知った。リンクはこちら
遠隔複写サービス|国立国会図書館―National Diet Library
要はネットからコピーして貰いたい資料を申し込んだら自宅まで届けてくれるというサービス。これもっと早く知りたかった。
実際に使ってみたんだが偉い便利だったんでブログに書くことにした。
手順としては
①国立国会図書館オンラインにアカウントを登録する
国立国会図書館オンライン | National Diet Library Online
リンク先に行ってメルアドとか住所とか入力すればすぐに登録できる。
サイトの作りが結構解りやすいので問題ないと思う。
②資料を検索して申し込む
欲しい資料を国会図書館オンラインで検索して
画像にある遠隔複写のボタンを押す
そうすると、こんな感じでウィンドウが出てくるので
申し込みカートに追加をクリック
カートに追加するとカート画面が出る。
一度に数件でも申し込めるので
欲しい資料が集まったら申し込みに進むをクリック。
で、最終確認の申し込み画面が出る。
一番下のボタンをクリック
クリックすると申し込み完了の画面が出る。
問題なく申し込めると、右上の砂時計アイコンに申込件数が表示されます。
これでおしまい。登録したメルアドにメールも届きます。
僕の場合は申し込んでから5日ほどで自宅に届きました。
こんな感じ。
注文した資料がこれ
支払い票
コンビニでも支払いが出来るのでえらい楽だなと思った。
これは見積書
詳細はリンク先の料金表を見て貰えば解るが
複写料金表(遠隔複写:国内発送)|国立国会図書館―National Diet Library
1枚当たり約24円で60ページの論文なら30枚だから約1200円ほど
自前でコピーする金額の倍以上は行くが
手間暇を考えるとこれは安いと思う。
国会図書館だとブラックジャックの単行本未収録の作品とか
本にまとまってないものもあるし、
研究者に限らず気になった資料を気軽に申し込んだら良いんじゃ無いかと思った。
思った以上に申し込みと支払いのハードルが低いので今後も重宝する気がする。
そんなわけで、コピーしたいものはあるけどめんどくさいなって人はお勧めです。