田町に偶然用事があったので行ってきた。
特に意識してなかったから気がつかなかったが田町と三田はほぼ同じ駅なのだな。
周囲に慶応出身の人間が多い(出入りしているめんたねの代表が慶応出身というのが大きい)ので、時折三田の話はふわっと周囲から聞くので機会があればいってみたいとは思っていた。
ちょうどお昼時だったからついでに食堂に行ってみるのもよかろうと食堂に行ってみた。場所はキャンパスに入って見回すと案内の看板があるのでそれを目安にすると良い。
▲食堂は上記の西校舎にある。
昭和13年創業で創業当時からの変わらない味だという。
カツカレー520円大盛りにしたのでプラス50円
味はすごくオーソドックスな給食で食べたカレーに近い。具は豚肉と玉ねぎで、よく煮込まれていて玉ねぎの甘さが引き立っている。カツはやや薄めでカレーと一緒に食べやすいつくりだった。学生向けのコスパの良いメニューだと思う。味は普通においしい。
店内は慶應らしく旗とか、慶應野球部の選手のサインなどがあった。
構内はお昼時ということもあり生徒と教職員で行列ができていた。外部の人間もふらっと入れるのでありがたい。
慶応というとよく映像や写真で出てくるレトロな建物は現在改修工事中で中には入れなかった。
実際に見てみるとやっぱり迫力があるのでよいものだと思う。
三田キャンパス自体はそれほど広くなくぐるっと回るだけなら10分程度で回れる大きさだった。
行ってみるとわかるが高台にある。駅から大学に近づくと大学のところだけ盛り上がっていて高台になっているのがわかる。
ためしに地形アプリでみるとわかりやすいくらいに高台の形だった。
ところで田町(三田)は勝海舟と西郷隆盛が江戸城の無血開城の会談を行った場所だという。
跡地には三菱自動車の社屋があった。
元々は薩摩の藩邸だった。今では田町駅の路線の内陸側に跡地があるが、江戸時代は海に面していた。田町駅より海側は後に埋めたれられたのがわかる。
会談の場にあやかって、フリースペースが解説してあった。
記念碑が竣工した当時の写真や三菱のビルが建ち現在までの様子が簡単に解説してあった。机と椅子がいくつかあってフリーで使用することもできる。PCを持ち込み作業をしていた人もいた。
駅周辺をぶらついていて思ったが田町は割合古い町なのだと思う。ここで言う古さは高度経済成長期を感じさせる古さだ。要するに建っているビル郡が低層で、つくりがよく見ると古くそこそこ色あせていて、館内の案内図などのフォントやあせ具合が昭和のものだった。
とくにこの会館の古さは昭和期のものを感じさせる。昭和20~30年代から有力な老舗企業がビルを持っていた関係だろう。三菱もそのひとつだったわけだ。他に目に付いたのは森永製菓とか。品川や大崎とは同じオフィス街でも対比的である。
▼あとここも立ち寄ってみた。三田本店。並んでたから中には入れなかったけど。いや飛び入りで入れても入らなかったと思う。もうラーメン次郎は喰えない。