前日ブータン料理にいってきた。場所は代々木上原駅から徒歩五分程度のところにある。駅前の「上原銀座商店街」の中にある。なぜかは知らないが、向かいにもブータン料理屋があった。系列店なのだろうか。外観はこんな感じ。この日は満席だった。
店内に入って友人から聞いたのだが、このお店孤独のグルメにも出てきたようだ。
店内はこんな感じだ。食べログなどを見ると、席数が12席とあったが、確かにそのくらいだ。すぐにいっぱいになってしまうから予約をお勧めする。
ついて早々ビールを頼んだがこのお店ビールも充実している。写真はエーデルエビス。他にもスリランカやインドのビールもある。
▼チーズモモ
モモとは水餃子のこと。具はチーズだけ。濃厚なチーズがとても美味しい。上にかかっているのは唐辛子なのだが、たっぷりかけて食べたら大変だった。とにかく辛い。ブータン料理の特徴は唐辛子と乳製品なのだが早速洗礼を食らった。しかし単純に辛いのではなくて辛さの中に旨味がしっかりとあって付け合わせも美味しい。
▼ホゲ
ブータンのサラダ。カブ、トマト、キュウリ、玉ねぎ、コリアンダーをカッテージチーズや唐辛子、山椒で和えたもの。異国情緒が漂う味だ。唐辛子や山椒のぴりりとした感じがカッテージチーズでよく中和されていて美味しい。
▼カクルツェム(豚挽肉入りのかぼちゃスープ)こちらは辛くなくて優しい味わい。かぼちゃがホロホロと崩れて美味しい。
▼干し肉のパクシャバ
豚肉の干し肉と唐辛子を炒め煮したものだ。豚肉の干し肉がとても濃厚で野菜との相性がとても良かった。味が濃いのでご飯のおかずとしては最高だ。唐辛子に関してはあまり辛くなくてパプリカを食べているみたいだった。唐辛子を野菜として食べるとは聞いていたが、こんなふうに食べるのかと納得する。
▼ライス(白米と赤米)
赤米はブータンでよく食べられている品種だそうだ。ブータンの食文化はごはんとおかずの食文化なのだそうだ。ご飯が単品で3、4人前の量で出てくるが、どの料理もご飯がほしくなるものなので納得する。5人でいって2回頼んだ。
余談だがブータンには西岡京治という日本人が農業指導に行き、農業技術が飛躍的に向上したと言う。西岡の名前をとってニシオカライスと呼ばれるものもあると言う。
▼エマダツィ
唐辛子とチーズのシチューみたいなものといえばわかりやすい。ブータンの最も代表的な唐辛子を食べる料理だ。これは最高にうまかった、チーズのコクが凄まじく効いていて、しかししつこくはないのでサラサラと食べられる。ご飯にかけて食べるのだがご飯が進んで進んで足りなくなる。唐辛子もそこそこ辛いがすごい辛いと言うわけでもないのでどんどん食べられてしまう。唐辛子の辛さとチーズのまろやかさが素晴らしい調和だった。
▼バター茶
途中で気になって頼んでみた。お茶と言うよりも塩気のあるスープを飲んでいるようだった。結構コクがあって美味しいが食事の締めにのむより途中で飲んだ方がいいかも、結構バターが効いているのでお腹にもたまる。
▼モモ
こちらは最初に頼んだチーズモモとは別のもの、中は挽肉が入っている。美味しい水餃子。付け合わせは辛くなかった。トマトをベースにしたソースみたいなもの。
▼ゲップ
牛の胃袋(ハチノス)の煮込み。これも大変美味しい。ハチノスの下処理もしっかりされているし柔らかくて美味しい。
▼ケワダツィ
こちらはジャガイモとチーズと唐辛子のダツィ。ジャガイモとチーズなので当然合う。
▼季節の野菜(カリフラワー)のダツィ
季節によって中身が変わるようだ。カリフラワーとの相性もよい。美味しかった。
▼ツェンリマ茶
孤独のグルメにも出てきたとか。ブータンのお医者さんが作った紅花とシナモンのハーブティー。ハーブの爽やかな香りで食後にはよい。
品数がちょうど良く大人数で行けば全部食べることもできると思う。全体的にどれもとても美味しい。ブータン料理の美味しさもあるだろうがお店としてのクオリティーが高いと言うのもあるだろう。味付けがとても丁寧な印象を受けた。また企画して行きたい。
ただ食べ過ぎに注意を。翌日トイレに行ったら大変だった...唐辛子の大量摂取は個人差があるにせよ...
店舗情報
住所:東京都渋谷区上原1-22-5 1F
電話番号:03-3466-9590
営業時間:火~日
12:00~14:30 (L.O.14:00)
18:00~23:00 (L.O.22:00)
定休日:月曜日(毎週)・火曜日(2週に1度)